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エナガの巣作り

2015年2月25日

春の霞なのか、遠くの景色がぼやけてよく見えない。千曲市Dの裏山へ。くもり、気温4度。移動中、キジバトがディスプレイフライトをしていた。

二次林とスギの植林が混在する斜面を登る。カワラヒワ、シジュウカラ、キジバトのさえずり。オオイヌノフグリの花が咲いていた。地面にトラツグミの羽。何かに襲われたようだ。

エナガの声がしたので姿を探す。いた。何かをくわえて2羽で飛んで行く。しばらくそこで待っていると、先ほどの2羽が戻ってきてクモ類の巣(または繭)をつつく。そこから紡ぎ出したものをくわえて、30mほど離れたスギ林に向かった。追い掛ける。スギの枝先に、半分ほどできた巣があった。カケスの声が聞こえる。無事に繁殖できるといいのだけど。

尾根道を進む。冬枯れの道ではシシガシラが目立つ。クスサンのまゆが多い。ヤマコウバシ、ヒイラギ、ネズなど好きな木が生えているので嬉しい。テンのフンがあった。

山頂を過ぎたところで、エナガがキジバトの体羽をくわえて飛んでいた。距離的には、その前に見たものとは別のペアだろう。花はまだ少なく、風も冷たい。それでも、もう繁殖を始めている鳥がいる。今年はこの小さな山に、なるべくたくさん通いたい。