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湿潤な気持ち

2015年8月15日

山梨県南東部で鳥類調査。晴れ、気温24度。少し涼しくなった。クマゼミの声が聞こえる。ツバメはまだ巣内育雛中のものがいた。ホオジロ、ウグイスが少しさえずるだけ。静かなものだ。ヤマノイモとコオニユリの花が咲いている。コアカソの花の色彩は透明感があって好きだな。

信州ではほとんど聞かれないガビチョウとセッカのさえずり。コウベモグラと思われる死体を見つけた。アズマモグラよりも色が淡く、何より大きい。コムクドリがミズキに集まる。すでに熟している実もある。巣材を運ぶキジバト。ボタンヅルとコボタンヅルの違いがいまいちよくわからない。

過ぎていく日々。もう、この日は来ない。不安、焦り。時間を意識するあまり、その流れに呆然となる。ぬぐえない、ぼんやりとした鼓動。こんなときは、大きな“自然”を見つめる必要がある。