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流水への大きな関心

2016年7月30〜31日

乗鞍岳で調査、晴れ。高山帯の沢を渡る。水の流れのある場所では、ついつい魚を探してしまう。山地帯ではノリウツギやリョウブの花が咲いていて、山釣りの季節を告げる。

ハイマツの花が咲いていた。ホシガラスはもう、ハイマツの種子を食べているし、種子を貯食している。ウサギギクとクロマメノキの花はやはりかわいい。アオノツガザクラは凛々しい。チングルマの花が咲いている場所もあった。ライチョウの親子が道を歩く。カヤクグリの巣内ビナには舌斑があった。イワギキョウとヨツバシオガマが目立つ。

標高1900m地点でアマツバメ、ハリオアマツバメ、イワツバメ、ツバメの群れを見る。ソウシチョウがさえずる。ヤナギランの花をゆっくり見るのは久しぶり。

柔らかく不安定なかたまり。それを通す。突然の出来事にゆだね、いつかは自分だと、不確実で忘れそうな、でも離れない思惑を置いていきたくて。

raityou201607