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6等分の成功

2017年1月13日

山梨県東部の里山で鳥類調査、晴れ。2羽でいるカワガラスは、ペアだろうか。あのチェーシングにはどんな意味があるのか。来月には巣材運びが見られるだろうな。ヒノキの葉裏に越冬中のウラギンシジミがいないか探すがダメ。川沿いをキセキレイと鬼ごっこ。

日当たりのいい場所では、数輪のウメの花が咲いていた。若いクヌギやコナラの林があり、多くの木にはまだ葉がついている。ヤマコウバシやカシワのようだ。その林の樹冠部を見ていたら、枝先についているヤママユのまゆが目に入った。これは毛鉤の素材になる。高くて取れないけれど。それからはもう、まゆ探しが始まった。さらに2つ発見したが、高くて取れそうにない。

別の場所でも木の枝先を注視する。クワ(マグワ)ではクワコのまゆがあった。これもいい素材だ。まゆ探しのかいあって、ホウネンタワラチビアメバチのまゆを見つけた。水田のない場所で。このまゆは、「繭ハンドブック」で見て以来ずっと探しているもの。最初に見たのは、2013年8月に奥多摩の山中だった。本当に美しいまゆだ。

池にヤマアカガエルの卵塊がまだないことを確認し、オオイヌノフグリの花を見て、霜柱を踏んで帰ってきた。

sanagi201709