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春の終わり

2017年4月21日

山梨県東部、晴れ。晩春の里山ではヤマブキの花が見頃で、コクサギの香りが心地良い。ジュウニヒトエやキランソウの花を見ながら、新緑のなかを歩く。コナラの芽吹き、クヌギの雄花。ヤマザクラもまだ残っている。

河川敷や山の斜面でモモの花が咲いているのだけど、どんな実がなるのか確認したい。ハシボソガラスが群れていて、風切羽が褐色の個体が複数いたから昨年生まれの繁殖をしない集団だろうか。水掛菜の花の咲く農耕地で、イワツバメがドロを運んでいた。

R公園では産卵中のヒメツチハンミョウと思われるものを見つけた。図鑑や書籍からその不思議な生態を知ってはいたが、この卵から出た幼虫の途方もない旅が始まるとは。来週にはオトシブミ類も見られるだろうから、裏山歩きがさらに楽しくなる。