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山の褶曲

2018年3月2日

夕方、八ヶ岳を見ていたら、西日が峰を照らしはじめた。ねぐらに向かうムクドリとカラス類。畑で採食するツグミ。農耕地を吹く風はまだ冷たいが、冬鳥が見られるのもあと少し。

山の地質や地形を考える時間が多くなった。それもこれも、ホシガラスとマツ属の関係を追ってのことなのだけど、第四紀学や氷期の資料を興味深く辿っている。時間軸の幅を長く取ると、2万年前というのはつい最近の出来事だ。1年に2mmでも100万年で2000m。そしてこれが、アズマモグラとコウベモグラの分布にも関与するから面白い。別系統のもの同士が繋がる楽しさ。