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濁流の源

2018年7月29日

本流は昨夜の雨で濁流。が、支流のほとんどは濁りは少なく、水量もやや増えている程度。ならばと、源流を目指して歩く。が、目的の渓は竿を出せる水況ではなかった。さらに進み、歩き始めから2時間10分後には標高1540m地点に。笹濁りで、これなら釣り上がれそう。水温11.5度(降雨参考)。十数メートル行くと、山岳渓流の雰囲気に。久しぶりに奥山の空気を吸う。1時間後、小さなナメ滝で引き返す。魚影もあたりもなかった。本流の源流はこれで終了。

タマガワホトトギスの花が咲き、フジウツギと思われる花があった。イワナのいる渓・いない渓の判断材料として、出水時の状況も見ておく必要がある。こんなとき、カワガラスやヤマセミはどこで採食しているのだろう。

スジボソヤマキチョウが飛ぶ。帰路の7kmほどは、雨のなかを歩いた。いまでも、テーマが見つからないと本当の意味での行動は起こせない。対等な立場での曖昧さは、許容して進もう。