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竹薮に集う

2019年1月17日

約2年前から、おもに冬季の夕方、家の近くをねぐらに向かうムクドリの姿があった。これまでは、とくにねぐらを特定する気もなかったのだけど、種子散布に関連する確認事項があり、追い掛けることに。日没前後にねぐらに向かう群れを追跡する。今日がダメでも、続きは明日やればいいと思っていたが、あっけなく竹薮に入った。彼らは、家からは目と鼻の先で就塒していた。暮らしのなかにある事象。あとは、あれをここに置いて、設置は完了する予定。

そこに向けて動き出しているものを変えるのは、たとえ効率的でも、よほどの理由がない限り慎むべきである。自分にとって、そういうものはあるだろうか。行為が目的になっていないか、つねに自問しながら。霧を払って。歩みを進めるきっかけは、その対象への興味と、別なものへの憤り。