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懐かしさを踏んで

2019年11月1日

富士山北麓の亜高山帯上部の調査地に行く。2009年10月からここでホシガラスの調査を始め、2017年で一通りの調査は終わった。あろうことか、2018年は1度も調査地に行けず、今年は11月に入りやっと行くことができた。

富士山にしては微風、晴れ。カラマツの紅葉に工事ヘリの音。勝手知ったるホームで、懐かしさを踏んで歩く。日陰には霜柱はあった。標高2350mにシジュウカラがいて、秋らしい。森林限界でタヒバリの地鳴きが聞こえ、びっくりする。ルリビタキの小さなさえずりが聞こえた。マヒワとアトリが飛ぶ。2時間待つが、チャンスをものにできず。ホシガラスはパラパラと貯食に来る程度。降下する個体は、この時期にしてはかなり遠方まで飛翔した。双眼鏡で5kmほど追跡でき、KTBの南斜面近くまで降りていた。

2合目に移動。ミズナラとブナ、カエデ類の紅葉が見頃。ミズナラやブナの実を利用する場面を確認できるかもと思ったけれど、ホシガラスはさらに北西から上がって来る。約1時間で6羽を確認。つぎは1合目へ。標高1355m。40分間で上へ4羽、下へ3羽。下へ行く個体は、おそらくNJR周辺に向かっているのだろう。ということは、ゴヨウマツの種子か。この時期まで残っているとは思えないけど。登りは、弓射塚の東か西を巻いて、幸助方向を目指している。東コースの個体は、ブナ林上空を通ることになる。

富士山北麓の調査地から半径約30kmの円のなかにある、ホシガラスが生息していそうな山はSMZ。つぎの目標が見えた。火山によって隆起した山に定着したホシガラスは、どこから来たのだろう。