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池のしるし

2021年3月7日

近くの林から、大型キツツキ類のドラミングが聞こえて心地良い。シジュウカラとヤマガラがさえずっている。数日前からキジも鳴き始めた。ムクドリが巣穴をめぐる争いをしている。

我が家の庭には、ゴヨウマツとイチイがそれぞれ1本ずつ庭木としてあるのだけど、シジュウカラやヤマガラはやって来ない。家から東南東に110m、西に80mの場所にある林には、両種が生息している。まわりは農地なので、彼らにとってこの距離は移動しずらいのだろう。

国土地理院の地形図を見ると、道向かいに池のしるしが落ちているが、池はない。昨年、土地の持ち主に聞いても、ここは池ではなかったと言っていた。地図上で池の面積を計ると、約1100㎡だった。ところが昨日、近所のかたにお聞きすると、以前はハスが生えていたとおっしゃっていた。だから池のしるしだったのか。そして、池のある土地の前の持ち主がその池を作ったようだ。せいぜい20年ほど前のこと。もしかすると、当時はヨシゴイがいたかもしれない。地域の記憶を探るのは楽しい。