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放棄の一因

2021年6月7日

北杜市の河川にかかる橋にあるイワツバメのコロニーを見に行った。なぜかイワツバメはほとんど飛んでいない。代わりに、スズメが数羽、橋の下に出入りしている。嫌な予感。河原に降りて見てみると、イワツバメのヒナのフンは落ちていない。ということは、巣を使っていないのだ。右岸に移動して、巣を見る。イワツバメが利用している巣は3巣ほど。スズメは、少なくとも4〜5巣で利用を確認した。2年前よりもイワツバメの繁殖巣が減っているのは、スズメによる巣の利用が増えたからではないだろうか。山梨県東部のイワツバメのコロニーでも、同様の現象が2019年に見られた。コロニー放棄の一因と考えても良さそうだ。河原にはコチドリのペアがいた。