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遅い造巣

2021年7月9日

大学のイワツバメを見に行く。今年は、これまでに1巣しか営巣していなかった。が、先週から急に巣作りが始まった。どこかから移動してきた個体だろうか。きょうは、7箇所で泥をつけていた(完成間近の巣が2つ)。これらが順調に進んだとしても、8月中にヒナが巣立つのはかなり厳しいだろう。巣立ちが9月になることもあるが、巣立ちビナ数は少なくなるはず。このように、7月に入ってから造巣が始まることは、しばしばある。2回目の繁殖なのか、何らかのトラブルで営巣地を変えているのか。普通、2回目の繁殖は、1回目の繁殖で使用した巣を使うのだけど。

今年も、造巣中の巣の下にアオバトの体羽が落ちていた。巣材として運んできたものだろう。いつも不思議に思うのだけど、アオバトのような森林性の鳥の羽を、どこで見つけてくるのか。

先週、営巣場所である蛍光灯と天井の隙間に、伏せるように止まっている個体を見た。その場所を確認すると、止まっていたところのすぐ横に巣ができていた。このような姿勢での止まりは、営巣場所を選定するときのディスプレイなのかな。壁に営巣する場合は、このような姿勢は見られないけど。