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水のなかの生きものの世界

2013年6月22日

多摩川に行って、川の匂いをかいだ。川に入って生きものを捕った。水に入って遊ぶと、すぐに10年前、20年前の気持ちに戻れる。川や湖は、山よりも質的に大きい“自然”だ。水のなかの生きものの世界を垣間見るのは、何年経っても面白い。土のなかの生きものを見るよりも楽しいのは、なぜだろう?

川に網を入れてすくい上げる。つぎの瞬間、何が入っているのか、漁師(猟師)のような気分で何回も何回も繰り返す。水の流れの速い瀬は、何がいるのか見えない。だからよけいにドキドキする。

いろんな生きものがどのように世界を見ているのか、どんな世界を持っているのか。彼らが、自分と周りのことを認識する手法を知りたい。見えないけれど、それを掴み取りたいと思っている。