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林縁の深淵

2013年10月8日

東京都昭島市、晴れ。ツクツクボウシ、アブラゼミの声が聞こえる。昼間からアオマツムシが鳴いてやがる。緑地でキビタキの声がした。秋の渡りのときもさえずるんだ。高木の上からハラビロカマキリが地上に飛び降りる。

ミズキの実がけっこう熟しているので、近くに座って観察。メジロが来て実を丸飲みする。つぎに、シジュウカラが来た。実を足で押さえて、果肉の部分を食べていた。コサメビタキはいたけれど、エゾビタキは確認できない。ハシボソガラスが飛来して、器用に実を1つずつ飲み込む。

隣に生えているエゴノキでは、キジバトが実を食べていた。そこにシジュウカラが移動。エゴノキの実を食べるそぶりをする。が、食べる場面は見せてはくれない。やっぱり、あのくちばしでは無理かな。

林縁を歩くと、ゴンズイ、クサギ、カラスウリの実が目を引く。艶のある光沢。目の前をクサカゲロウ類が飛んだので追い掛ける。前から見たかった生きもののひとつ。撮影した写真から、アミメクサカゲロウとわかった。

好きなことを仕事にできていいですね、と言う人は、好きなことを仕事にしている人の悩みは理解できない。僕は、何も産み出さない“仕事”をしている人の悩みなんか聞きたくないな。安全な島で命をすり減らしている人は、その島が世界だと思っている。

 

アミメクサカゲロウ