Skip to content

深さと奥行き

2021年7月28日

日光から南会津町へ向かう途中の景色は、山深さを感じる。信州の山々は、高山帯があるためにほかの地域のそれとは違うけれど、「深い」とは思えない。が、このときに感じた山深さは、山々の奥行きがあるからそう思ったのだろう。

地形図に、木地師の集落跡や木地沢などの文字を見つけると嬉しくなる。斜面に生えているスギや広葉樹の低木の根元が曲がり、雪の多い地域だとわかる。標高1240m、クロジとウグイスがさえずっていた。時期的なものか、鳥は少ない。コキマダラセセリとヤマキマダラヒカゲを見る。コエゾゼミとエゾゼミが鳴いていた。

見慣れにないつる植物の花が咲いていて、調べるとクロヅルのようだった。ヤマアジサイは青色だ。ウダイカンバとマンサク類が目につく。