2014年8月4日
林道を自動車で走っているとき、遠くに大きな岩が(五丈岩)が見えた。いつか、あそこに行ってみたいと強く思った瞬間だった。そのときから1年と10ヶ月が経過したきょう、金峰山に登った。
大弛峠からの登山道は霧がかかり、とくに山梨県側の展望はよくない。時折、瑞牆山が見える。林床はシカの摂食の影響を受けているようだ。ここのシラビソ林は、ふだん見ている富士山北麓と比べて、とても若い印象を受けた。トウヒがたまに生えている。メボソムシクイ、ルリビタキのさえずりを聞きながらの尾根歩き。
道々に花は少なく、ハクサンシャクナゲとゴゼンタチバナが少し。樹林帯からハイマツ帯になると視界が開け、霧も晴れた。ホシガラスがハイマツの種子を食べている。山頂付近ではリンネソウとコゴメグサ属、タカネニガナと思われる花を見た。お手軽に高山帯の気分を味わえる山だった。
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