2015年5月29日
富士山北麓の山地帯で鳥類の調査。くもり、気温10度。ミソサザイが巣材(コケ)を運んでいた。ヒナに運ぶと思われる食物をくわえるコルリのオス。2合目でイノシシの新しいフンがあった。
レンゲツツジ、イボタヒョウタンボク、マイヅルソウ、ツマトリソウなどの花を見る。ミヤママタタビの葉が白くなっている。気温が低いからエゾハルゼミが鳴いていない。クマ鈴を使用。
画板を片手に登山道や林内を踏査して鳥の記録を取る。その合間に虫を見て花の写真を撮る。仕事ではなく、個人的な研究で。こんな時間が自分には大切で、こうして心が落ち着き、物事をしっかり考えることができるのだと再確認した。双眼鏡とGPSなどの必要最小限の道具でできる調査。シンプルなほど、自分の関心に直接向き合える。
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