2017年7月17日
山梨県西部と長野県南東部の渓を釣り歩く。渓ごとにどんな渓魚が棲んでいるのかと、イワナの模様が知りたくて。ナツツバキの花が散っている。渓を吹く風は、もうそれほど冷たくはない。放流履歴のなさそうな場所を選び、夕まずめに短時間の勝負。人の入っていなさそう場所でも、やはり痕跡はあるもの。
1/25000の地形図を見ていると、水の流れは記されていないが地形と植生から明らかに水のありそうなところがあった。川の名前もなく、人目につきにくいところだろうと予想して出掛ける。水は流れていたが渓が急峻すぎるのと、おそらく頻繁に攪乱があるようで魚の棲めそうな場所が少ない。これではダメだ。逆に、地形図にはしっかりと水の流れが記載されているが、行ってみると川幅が狭く、堰堤が乱立している場所もあった。また、渓にそって青線が描かれているのに涸れ沢だったことも多い。
初めて行く場所は失敗することもあるが、まれに当たる場合もある。何はともあれ、目的の渓でイワナを上げて、撮影して帰ってきた。