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遠くに見える緑の淵

2018年3月30日

まだ釣りに入っていない地元の渓に行く、晴れ。ソウシチョウ、メジロ、ミソサザイのさえずりを聞きながら悪路を進む。アオバトの小群が飛ぶ。林道から渓まで標高差170mの高度感のある下り。崖が多く、地形図の表示ほど優しい斜面ではない。尾根を降りるのに1時間以上もかかった。途中、カモシカの休憩場所と思われるところが何箇所かあった。

キブシ、ダンコウバイ、アブラチャンの花の状態は山梨県東部や長野県中部とあまり変わらない。いわゆるヒメコマツとコウヤマキを岩場で観察。ヤマザクラの花は終わりかけ。ミツバツツジ類とヒカゲツツジは見頃。ヤマブキとナガバモミジイチゴが咲き始めていた。イヌガシの花を初めて見る。

渓ではカジカガエルが鳴いていた。水温は10.5度。足跡はなく、人はほとんど入っていないようだ。さっそく、トロ瀬で6寸ほどのアマゴがかかる。その後は2時間で16尾のアマゴを手にしたが、すべてリリース。まだ寒いからか、淵や底に定位している個体が多かった。帰宅後すぐ、きょうの着想をもとにスズメの初列風切で毛鉤を巻く。19時、フクロウが鳴き始めた。