2018年12月9日
K川にAOSGを探しに。その途中、渓魚の姿でも見られればと思ったけれどダメだった。カワガラスがよく飛ぶ。夏とは違う冬の渓。落ち葉の意味と、河床の色の変化。風の強い水辺を遡る。フサザクラの実はまだ枝に着いていた。早春に花を咲かせる木なのに、いつ散布されるのだろう。
木立の長い影と太陽の低さ。理由や意味を拾おうと探す。雪が降る前に、雪で隠れる前に。それがどう返ってくるのか、投げてみたい。反応は二重振り子のようであってほしい。
やりにくさと不合理のなかで、日常においては不便は許容できても、思い通りにいかないさまを楽しめる余裕はない。その世代での立ち振る舞い、多角的な見方。この先をどう進むのかを見定める人たち。そういう選択肢を手にし、接したときの戸惑い。