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組み合わせの刺激

2019年1月20日

北海道は3回目だけど、鳥を見て回るのは今回が初めて。道東の海沿いを南東に向かう。原野の風景は、サハリンの南部と似ている。湿原で谷地坊主を見た。ワシ類が点々と木に止まり、人家の裏に巣があり、エゾシカが道を横断する。海にはクロガモとシノリガモが浮いていた。ワタリガラスの声を聞いたが、姿は観察できない。夏はどんな感じなんだろう。国後島が見える。大きなハシブトガラスは何者か。

初めて目にする鳥種もあったけれど、それよりも関心があるのは、ここには冬にどんな鳥が生息しているのか、ヒヨドリは、スズメはどうか。これらを確認するほうが重要だった。ただ1点、あの暗闇の、雪と寒さのなかで声を聞けたのは良かった。

人のせいにしたくないから、人と一緒に動かない。集団のなかでは、満たされない楽しさしか残らない。そんな時間の使いかたはもうしたくない。