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かすめとる

2019年3月17日

諏訪地域をまわる。気温が上がらず肌寒い。正午過ぎに雪が舞った。ハシボソガラスがあちらこちらで巣作りをしているが、まだ抱卵には入っていないようだ。諏訪湖の釜口水門の下流で、15羽ほどのイワツバメが飛んでいた。草地で採食をするヒドリガモ、カルガモ、オオバン。アトリのオスの頭部はかなり黒い。

岡谷市と諏訪市でモグラのトンネルの横経を計る。湖畔通りでは、ハシボソガラスがオニグルミの実を道路に落としていた。割れたものを、ハクセキレイが横からかすめとろうとする。じっさい、割れた実の中身をつついて食べている個体もいくつかいた。冬に、キツツキがカエデ類の幹をつつき、そこからしみ出した樹液を飲むエナガやカラ類のようなものか。湖畔にはオニグルミが生えていないので、これらの実は諏訪湖に流入する河川を流されて来たものだろう。ハクセキレイのオスの上面は黒くなっている。