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良くも悪くも主流に

2020年6月8日

新潟県糸魚川市。標高195mのスギの植林地。潮騒の聞こえる場所で、キバシリの地鳴きを確認。予備知識がないと、驚いてしまう。キビタキとクロツグミは良いとして、ヒガラもいる。エナガとヤマガラの幼鳥。オオムシクイのさえずりが聞こえる。メジロの巣材運び。林床にはウリノキの花。テイカカズラの花も懐かしい。モンキアゲハとアオスジアゲハも景観に合っている。遠くでサルが吠えていた。

アカマツはほとんどないのに、ハルゼミが鳴き始めた。何か変だと思っていると、ヒメハルゼミの存在を思い出す。周りはシイやカシが生えている。ここにも分布しているのか。違和感の基準とは何だろう。

オオイタドリや大きなカラムシが生えているし、アカメガシワとシロダモ、カラスザンショウもある。谷底からアカショウビンの声が聞こえる。オオアワダチソウとアカガシ、イワガラミの花が咲いていた。ヤマモミジは見つからない。

オオイタドリを見ていて、ドロハマキチョッキリの揺籃がないかと探す。さすがにこの大きな葉は利用しないのかな。オトシブミ類の揺籃があったので注視すると、セアカヒメオトシブミがいた。本種はこれを使うのか。

生命の活動期間の短さからくる圧縮された時間。短さは厳しさ、劇的で大きな動きとなる仕組み。情報量の多さから、それに触れるとあたってしまう。