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低いところから高いところへ

2021年5月29日

町内の一番標高の低い場所から、一番高い場所までを歩く。町内の八ヶ岳側で一番標高が高いのは、赤岳か権現岳だ。でも日帰りでやりたいので、赤岳や権現岳の南西にある編笠山を目的地にした。2年ぐらい前から、いつか歩きたいと思っていたルートだ。

県境近くの釜無川左岸の河川敷の標高は695m。編笠山山頂は2523mなので、標高差は約1830m。せっかくなので、標高100ごとに出現した鳥類を記録する。まずは、登山道の入口までの約11km(標高差は680m)。ほとんどが舗装された道を歩くことになる。里の鳥を見ながら進む。ハクウンボクが咲いていた。登山道の入口までは2時間30分だった。10分間休憩。登山道に入ってしまえばこちらのもの。あとは慣れた道を上がるだけ。

アイズシモツケとイボタヒョウタンボク、サラサドウダンの花が咲いている。イカリソウが多い。見たかったサルマメの花があった。標高1791m地点でトラツグミがミミズをくわえていた。巣に向かっているのだろう。太いダケカンバにはけっこうウロがある。登山道沿いのウロは双眼鏡ですべて見たが、何もいない。

ハイマツ帯から上部は強風。こんな状況でもカヤクグリを確認できたのは良かった。振り返ると、遠目に見るダケカンバは、まだ芽吹いていない。登山道の入口から、3時間20分で山頂に着いた。河川敷から山頂まで6時間だった。鳥類は、帰路に見た2種を入れて51種を確認。