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苞の羽根

2022年2月8日

木曽谷へ。20年ぐらい前に図鑑で知って、いつか実物を見たいと思っていたツクバネを見つけた。本種は半寄生らしいが、風で飛ばされたこの実が、特定の樹種の根元に辿り着くのはそんなに簡単ではないだろう。知名度の割りにこれまで見かけなかったのは、その特殊な生活史が原因だろうか。

針葉樹の復習。モミ、カヤ、ツガ、スギ、ヒノキ、サワラ、コウヤマキ、アカマツ、ゴヨウマツ。ツルマサキにアクシバ。明るい林内の常緑の低木が、イヌツゲかツゲかを確認しなかったのは心残り。シロモジは、まだ落葉していない木もあった。ヤマコウバシのようだ。スギの林床にユズリハがあって、ここで見ると変な感じがする。