2022年5月31日
飛騨山脈の南部、標高約1500m。エゾムラサキ、ズダヤクシュ、ホンシャクナゲの花が咲いている。前から見たかったイチイがたくさん生えているし、ずっと探していたシウリザクラの花が咲きそうだった。オオムシクイのさえずりを聞いたのだけど、こんな場所も通過するのか。
オオバヤナギの花がまだ残っている。ドロノキでドロハマキチョッキリを探すがいない。揺籃もない。ヒヨドリやスズメ、ツバメはいなくても、マガモが飛んでいて、そして景色は素晴らしい。ニホンジカの入っていない植生。けれども、原生林なので鳥は少ない。景観を紐解き、比較をすると、種数や個体数の多少で評価をしている限り、本質は見えてこないだろう。