2023年7月27日
福島県南西部。山に入ると樹種が多く、樹高が低くて根元の曲がった木が目につく。多雪地特有の景観は、三戦立ちのそれのようにぞくぞくする。環境の厳しさと、短い盛期。ヤマグルマ、ミズメ、タムシバ、クロモジ、クロベ、マンサク類など好きな木があって良い。ブナも多く、自然度が高いのに鳥は少ない。クマはいたけど。
登り坂のため、15分で100mしか進めないネマガリダケのヤブに苦労する。ヤマアジサイの濃い青色。源流部の細流でイワナが走った。たまりにはサンショウウオ類の幼生。クマに注意しつつ、ヤブを進む。イノシシやシカの痕跡が多い。暗くなって来たので、ギアを上げて斜面を駆け下りて帰る。携帯の電波の入らない場所での単独行動は緊張感がある。