2023年9月1-2日
N川へ。荷を減らしても、ザックは17kgにしかならなかった。もう、泊まりの山釣りのときは、絶対に15kg以下にしないといけない。フジアザミとダイモンジソウが咲いている。ラインの投げかたで、またひとつわかったことがあった。反復作業をすることで、理解できるもの。30年以上テンカラをやっているけれど、これまでは無意識で繰り返していたことを確認する。が、これがすぐに釣果に繋がるわけではないのが良い。
午前2時ごろ、テントの外で鈴のような音が聞こえた。生き物の声ではなく、明らかに人工音。でも、クマ鈴の感じではない。何度もはっきり聞こえ、かなり近くまで来た。しばらくして、聞こえなくなった。朝、小屋のストーブにあたっていると、ネコの首輪につけられている鈴から同じ音がしていた。ぬこのお土産をせしめる。
午前6時の気温は9度ほどで、水温も9度だった。標高は2023m。亜高山帯の針葉樹林、メボソムシクイとルリビタキのさえずりが聞こえる。ほかにソウシチョウとミンミンゼミの声も。クロキスジカンムリヨコバイがいた。コウモリ類も面白そうだけど、今回は余裕がない。CRならではの難しさがあった。