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山の上は春の一歩手前

2013年4月4日

三ツ峠山に登る。御坂峠からは3年ぶり。快晴、気温16度。シデ類やキブシ、ダンコウバイやアブラチャンの花が咲いている。コブシも咲いているけれど、マメザクラはまだ。フサザクラの花が見られて嬉しい。お馴染みのバッコヤナギも満開。

頭上でヒガラがさえずる。たまにコガラの声も。幅の広い登山道を進む。木々が芽吹いていないので、林内の見通しはいいのだけど退屈。スミレ類も咲いていない。ツノハシバミの雄花を愛でる。

中腹で休憩したとき、ヤマドリのものと思われるドラミングが聞こえた(帰路ではオス2羽を目視)。沢からはミソサザイのさえずり。登山道のほんの一部には雪が残っていた。

2時間ほどで山頂に到着。アカタテハが飛んでいる。雲のかかった富士山。八ヶ岳もぼんやり。下のほうでルリビタキがさえずっていた。登山者はパラパラで、静かな山行。夏鳥が渡来する時期にまた来たいな。研究の対象としては面白い場所なのだけど、もっと近くに住んでいたらねぇ…。山の上は春の一歩手前。帰り道、林道でカモシカが見送ってくれた。

 

フサザクラの花