2013年8月16日
夜、コオロギやキリギリスなどの虫の声(音)が賑やかになってきた。夜中も昼間のように暑かったのは少し前までのこと。秋の始まりを予感させる風、空。不審者に間違われないように、夜に鳴く虫の観察に出掛ける。
東京都F市の市街地を歩く。人家の庭から、ミツカドコオロギ、ツヅレサセコオロギ、ハラオカメコオロギ、エンマコオロギの声がする。庭木や街路樹からはカネタタキ。畑に隣接している背丈の高い草地からマダラスズが、国道沿いの草地が点在しているところからはシバスズの声が聞こえる。あと、わからないやつもいくつかいた。
そこに生息している直翅類の種類の違いから、草地の微妙な違いが見えてくるから面白い。近くに住んでいる人に、「こんなのがいますよ」と伝えたくなる。たぶん、目立ちにくいものから消えていくんだろうな。アオマツムシが静かなうちに、夜の散歩を楽しんでおこう。