2013年9月6日
東京都福生市のM公園、くもり、気温25度。ミンミンゼミの声が大きく聞こえる。周りの“音”が静かだから。センニンソウの花が咲いていた。数羽のツバメが飛んでいたけど、近頃はツバメを見ることも少なくなった。寂しい空の始まりだ。
公園からゆるやかに河川敷へと連なる傾斜は、人の足を水辺に運ばせる。水辺に引き寄せられ、まじまじと水面をのぞき込む。流れているその空気に触れていたい。淀むことなく生きるために。
河川敷にメドハギとオオイヌタデの花。セグロセキレイが一鳴きして、存在を知らせる。今年生まれのハシボソガラスがオニグルミの木に止まっていた。一見、ハシブトガラスを思わせるシルエット。夏と秋の境界線、というか移行帯。無口なヒバリ、重い体。
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ハシボソガラス