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興味と関心

2013年12月15日

富士山の亜高山帯の調査地に行く。晴れ、気温マイナス6度。風に体温を奪われる。鳥は何も鳴いていない。ノウサギの足跡があった。

雪の道を歩きながら考える。ふだん、多くの時間を街で過ごしていると、寒い日に雨が降ったときなんか、“山は雪かな”とぼんやり思うことがある。そのとき、具体的な場所(僕の場合はこの調査地)が思いつくことは、きっと大事だ。心が離れそうな局面で、また、別のことを考えているときにも引き戻してくれる。ということを、ふだん思っている場所を歩きながら考えた。

これは山に限ったことではなく、日常のなかでのいろんなアナロジーとして捉えてみる。離れているものとの繋がりを実感する瞬間でもある。