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土と空に触れる時間

2014年9月19日

高原にある義父の田んぼで稲刈りのお手伝い。晴れ、秋風が涼しい。北アルプスや蓼科山を眺望する。心のふるさと、池の平湿原もすぐそこだ。ふだんはパソコンの画面に向かう時間が長いので、外にいるときは遠くを見たい。距離感を忘れないために。

モズの高鳴きが聞こえる。乾燥した空気、土の匂い、青い空。稜線を目で追う。作業中、空と山を眺めてばかりいた。ノスリが上空を旋回。田んぼにはトノサマガエルとアマガエルが多い。今年生まれの個体がほとんどだ。カエル類とイナゴを踏まないように歩く。

畦をイタチが走る。水気の多い場所で、歩くものが目に入った。サンショウウオ類? と思ったのはイモリで、複数いた。10羽ほどのカケス群れが山から降下。探索しながら飛んでいるような感じ。たぶん、コナラ属の堅果を探しているのだろう。

ナツアカネが稲穂に止まる。セイヨウタンポポとノハラアザミの花を見た。「野原」という環境は、いまは少ないですよね。最後に畑で、リンゴとトマトを見せてもらった。艶のあるこの赤色がほんとうに美しかった。

 

トノサマガエル