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まだ早い

2014年11月7・8日

三重県の南部で渡り鳥の調査。晴れ、昼間の気温は20度ほど。アオジはけっこういるが、オオジュリンはわずか。冬鳥はまだ少ない。クイナはいるのに、なぜかヒクイナがいない。ミサゴが小鳥のような高い声を発して上空を舞っている。

照葉樹の多い林内に入ると、蚊の攻撃に遭った。サルトリイバラ、サネカズラの赤い実が目を引く。林内ではクロコノマチョウが、農道ではベニシジミ、ヤマトシジミ、キタキチョウがたおやかに飛ぶ。

40羽ほどの渡りヒヨドリが南西へ。メジロも渡っているようだ。突然、ウズラが草地から飛び出す。野生個体だろうか。イワツバメが8羽飛んでいた。撮影をして換羽状況を確認する。換羽していない(終了した)ように見える個体、初列風切の外側を約2枚と次列風切を伸長中の個体が観察された。換羽中の個体は、今月末には完了するだろう。

日没近く、上空を飛ぶホオジロ類やタヒバリがアシ原に降りる。ねぐら入りだ。キジのオス3羽が鳴き交わす。それぞれ100m以上離れて。日没後、真っ暗になってからも空からメジロ地鳴きが聞こえた。夜も渡るのかな。それとも…。

 

サルトリイバラの実