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雪の上のカバノキ科の種

2014年12月19日

富士山の山地帯の越冬期の鳥類調査。快晴、気温マイナス4度。雪はそれほど多くはなく、表面が凍っているので足が埋もれず歩きやすい。キバシリのさえずりが聞こえる。登山道をリスが横切る。テンのフンとイノシシが地面を掘った跡。

雪のある季節は、ついついノウサギの毛の色のことを考える。散在している宿題のひとつだ。冬に白くなるノウサギは、富士山のどの辺り生息しているのだろう。

道すがら、落葉広葉樹にできたウロはいちいち見ていく。もしかしたら、誰かが顔を出しているかもしれないから。上空をアトリ科が飛ぶ。斜面には10cm以上ある霜柱。標高1350mほどの地点でホシガラスの声を聞く。