2015年2月28日
長野市のI橋から千曲川を見下ろす。晴れ。天気はいいのに風が冷たい。カシラダカとシジュウカラのさえずりが聞こえる。ハシボソガラスが何かをくわえて飛んでいた。巣材かと思ったけれど、畑に降りてそれを埋めてしまった。ソーセージのようなものだったので、貯食したのだろう。その後、別の個体がオニグルミの実をくわえて飛ぶ。川ではオオバン、コガモ、ダイサギなどが採食をしていた。
公園に移動。公園で休日を過ごす人たちにまぎれ、池にいる40羽ほどのカルガモの足を執拗に観察する。標識個体はいなかった。その先ではスズメが壁に垂直に止まっていた。何をしているのかと思い近づくと、スズメは壁に吸い込まれた。そこは塩ビのパイプが通っている場所で、穴になっていたのだ。近くの芝生から枯れた葉を取って、穴に運んでいるものもいる。穴の直径を計ると55mmだった。なかがとくに広くなっているとは思えないのに、そんな広さで大丈夫なのかな。
この穴(塩ビのパイプ)は1.8mほどの間隔で、壁に20個以上ある。ざっと見た感じ、穴の出入り口にスズメが止まっていたり、すでに出入りしたりしているところは4個はあった。まるでコロニーだ。繁殖個体の排他的な行動はないのだろうか。七十二候のひとつ、「雀始巣」(すずめはじめてすくう)は3月下旬なので、暦よりも早いな。
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