Skip to content

再会の局面

2015年4月1日

三重県。実家の周辺で生き物を観察する。くもり時々小雨。この雨の感じが懐かしい。ミツバツツジ類の花が見頃だ。モチツツジとヤマブキ、シャガが少し咲いている。アブラチャン、キブシ、コクサギ、モミジイチゴなどの馴染みの花を当地で初めて見た。イズセンリョウとヤマエンゴサクも咲いている。1軒の人家の軒下では、5羽のツバメが出入りしていた。泥を運んでいるわけではない。この辺りは5月上旬でも抱卵中だから、産卵はまだ先なのだろう。

イワツバメのコロニーを見に行く。3巣は使用しているようだ。例によって巣に泥がついている状態のときは、昼間はコロニーでイワツバメが見られない。営巣場所の河川にかかる橋は、掛け替えをするらしい。今後、巣の数がどうなっていくか観察を続けていこう。

川からカジカガエルの声が聞こえた。ここでは3〜9月までカジカガエルが鳴いている。鳥でも長期間さえずる種がいる。これらは種として長く鳴くのか、個体として長いのか気になるところだ。スギの植林地からキバシリの声が聞こえた。追い掛けようと考えたが、思いとどまる。久しぶりにシロバナタンポポの花を見た。

家の近くでイソヒヨドリのオスがさえずる。きっと、近くに巣があるはずだ。このオスには足環がついていなかった。2008年1月に標識放鳥したオスは、その後2014年1月までは確認できていたのだけど、どうしたのだろう。

イチョウの上部でカワラヒワが交尾をしていた。長野県東部では4月上旬にヒナのいる巣があったので、それに比べると遅い気もする。夜、川から聞こえたのはツチガエルの声だろうか。

 

コクサギの花