2015年12月15日
富山県の低山でヤブをこぐ。晴れ。初めての富山県の山歩き。ルリビタキとミソサザイのさえずりが聞こえる。イノシシの痕跡が多い。ヒメアオキ、ハイイヌガヤ、エゾユズリハ、アクシバなど北信の山々で見覚えのある顔ぶれが揃う。林床にはオオイワカガミとショウジョウバカマ。ユキツバキを見られたのは嬉しかった。花が咲いていたのはツルシキミだろうか。サルトリイバラの赤くて大きな実が目立つ。雪で曲がった低木やササ類が積雪の多さを物語る。カラスザンショウがけっこう生えていたけれど、長野県北部や山梨県東部では見かけないな。里にあったモグラ塚は、アズマモグラのものか。
日々起こるいろいろな出来事は、たぶん全部、人生における目的のない通過点。たまに分岐点のようなことはあるが、点と点をつないで面として認識できる事柄は、それほど多くはない。でも結局は、どこかで影響し合っている性質のものでもある。
