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古代からの道

2016年2月22日

山梨県の友人と御坂山地の三方分山に行った。雲っていて寒い。精進湖畔から尾根に取り付き、北東に進む。尾根上は冷風が吹き付けていた。ウスタビガとヤママユガのまゆを見つけたが、採れる高さではなかった。山頂付近にはブナが生えている。アセビはまだつぼみ。トビムシの仲間が多数いた。

山頂から精進湖に向かう道には、古い石組みが少し残っていた。道にある看板によると、弥生から古墳時代にはすでに使われていた峠道とのこと。そして、樹齢1200年以上と推定されているスギの巨木もある。朽ちつつある茅葺きの家屋。ひとりの登山者にも会わなかった山行を終え、山と関連したその土地の歴史を知る旅も良いねと振り返り、108円の寿司を食べて長野に帰ってきた。