2016年10月28日
富士山北麓の亜高山帯上部。くもり、気温は4度で強風。体温を奪われる。アトリの群れが飛び、カヤクグリとホシガラスの声が聞こえるぐらい。
紅葉したカラマツの葉が風で飛んでくる。コケモモの実はずいぶんと朱色が濃くなった。山頂にはうっすらと雪がついている。冬の始まりだ。
先日、ゴヨウマツの種子のしいな(発育不良のもの)を持って行く動物がいるのかを確かめるため、林内で実験をした(実験に関する各種許可は取得済み)。結果は、ヒメネズミが種子を持ち去った。つまり、地上に落ちたゴヨウマツの種子は、種子が成熟していてもいなくても、誰かに持って行かれる。崖地ではまた違った結果になるかもしれないけど。