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越冬地の景観

2016年12月31日

夕方、三重県南部のイワツバメのコロニーでねぐら入りを見る。晴れ、気温4度。最大15羽を確認した。日没が近くなるとコロニー上空を飛び回り、やがて急降下して巣に入る。この行動は繁殖期と何ら変わらない。昼間はコロニー周辺では姿を見ないのだけど、どこに行っているのだろう。

カワガラスのぐぜりが聞こえる。カワアイサが飛ぶ。日当たりのいい崖でモチツツジの花が咲いていた。撮影した画像からイワツバメの換羽状況を調べる(撮影個体の年齢は不明)。初列風切の換羽は終わっているように見えた。が、次列風切に違和感のある個体がいた。通常、スズメ目の多くの種の風切羽の換羽は、最外初列風切が伸びきったときに完了する。イワツバメの場合はP9が最外初列風切だけど、P9は伸長中ではないようなのに、次列風切に伸長中の羽があるような気がした(両翼とも)。しかし、伸長中か否かは、手に捕って確認しないと確実ではない。宿題が増えた。来年はもっとイワツバメを観察する時間を作ろう。

kawaaisa201612