2017年7月7日
今シーズン初めて、富士山北麓の亜高山帯上部に出掛けた。とくに目的ながくとも、自分のフィールドの空気を吸いに行くだけでも価値がある。コケモモの花が満開、ウスノキも咲いている。ルリビタキ、メボソムシクイ、ヒガラのさえずり、ホシガラスの幼鳥と思われる声を聞く。ウグイスとカヤクグリもいて、いつものメンバーが揃っている感じ。遠くでツツドリが鳴いていた。
今年はカラマツが豊作のようだ。霧で景色はよく見えないけれど、足元が見えれば問題ない。匂いや色彩、生き物の種類数などが少なく、気温が低く、シンプルな亜高山帯がやっぱり好きで肌に合う。里山や山地帯は情報が多すぎて疲れる。日没までいたかったけど、また今度にしよう。帰路、標高2140m地点でニホンジカを見た。