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秋の始まり

2017年10月6日

山梨県北西部の山地帯。カラマツの植林地でツタウルシの紅葉が見頃。オニグルミの実が地面に落ちている。ニホンリスがオニグルミの実をくわえて道路を走る。まだ夏毛が残っていた。しばらく観察するが姿は見えないものの、実をかじる音が聞こえる。ニホンリスが木の幹を走って移動する音、カラマツの匂い。昼間から鳴いている直翅類。ミズキの実を食べるエゾビタキを見ていると、渡りのヒヨドリの群れが視界を横切った。

先日、安曇野市の傾斜のきつい山に出掛けたとき、点在するカシワを見た。アベマキやマルバアオダモも生えていて、サラシナショウマやオケラの花が咲き、コバノガマズミの赤い実が目を引く。林内を飛ぶオツネントンボ。こんな明るい林が近くにあればいいのに。