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半径10km圏内

2017年10月9日

自宅やその周辺からは八ヶ岳、南アルプス、富士山などの山が見える。地図上に家から半径10kmの円を描いて、そのなかにホシガラスがいるのかを確かめることにした。ホシガラスのいそうな標高で針葉樹林帯、なおかつ登山道があるのは八ヶ岳の南麓であった。ということで、編笠山に登ることになった。

カラマツの植林地に入るとカラ類の混群を見つけ、しばし足止め。遠くでニホンジカが鳴いている。ビンズイの小群は渡りだろうか。今期初となるアトリを確認した。マヒワの声も聞こえたけど、繁殖期にもいるので冬鳥かどうか不明。ウソがサラサドウダンの実を食べていた。

標高2000mあたりから自然の植生になる。道沿いにチョウセンゴヨウが生えていて、ウラジロノキが目立つ。オオウラジロノキと思われるものもあった。南アルプスと同様で、標高2000m以上の高所をヒヨドリの群れが西に向かう。ホシガラスの声が聞こえた。自宅から直線距離で約10km、標高差約1000mの地点だ。標高2400m付近からハイマツが出現。家から一番近いハイマツ帯。山頂直下はゴーロで、オコジョのいそうな場所だった。

帰路、ゴジュウカラがカラマツの種子を貯食する場面を観察。別の個体はツノハシバミと思われる実をくわえて飛んでいた。ゴゼンタチバナの実の数がさまざまで、何に起因しているのだろうか。今度は別のルートで山頂を踏んでみよう。