2017年10月27日
今月は天気に恵まれず、予定通りに調査を実施できないことが多かった。やっと晴れたので、10月の富士山北麓のホシガラスの調査に来た。気温は1度だけど無風。調査地点へ移動中、裂開したゴヨウマツの球果をつつき、種子を取り出しているホシガラスがいた。しかも標識個体。調査を開始して9年目にして、球果から種子を取り出している場面をしっかりと見た。いろんな観察例と推測が繋がる。
冠雪した山頂を見ながら登山道を登る。カラマツの紅葉が美しい。アトリの群れが多く、数百羽の単位で飛び交っている。シジュウカラとヤマガラが亜高山帯上部に出現した。秋の風物詩だ。今期初となるツグミとシメを確認。カヤクグリとビンズイはまだ残っている。