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時々、停滞

2017年12月1日

心を清めにヤブ山へ。ヤマブキの葉の紅葉が目を引く。水辺のヤナギ類もまだ葉を残していた。冬の光が斜めに射す午後。雪がなく寒い風景の、この静けさがちょうど良い。

強度と密度の深化。素養、ちょっと運が良かっただけの過去。落ち葉に埋もれるつま先。この景観を形作る要素、過程を見たい。追いたい。頭上からカラ類の細い声がする。エナガの群れが樹冠を移動する。温かく強い存在のジョウビタキ。

もうすぐ雪に隠れる地面。殺風景な崖。戻れないもどかしさ。進まない焦燥。走光性にすがる。