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奥多摩三山の最高峰

2012年8月23日

たぶん9年ぶりに三頭山に登った。晴れ。奥多摩湖の湖畔近くのキャンプ場から出発。スギの植林地を抜けると落葉広葉樹の林になる。マミジロやオオアカゲラの好きそうな環境。ヤマドリとアオバトの羽が落ちている。この時期は鳥の声が少なくて、あまり面白くない。チッチゼミの声が聞こえる。

シオジが生えている林床はコケ類が多い。登山道でヤマジノホトトギス、タマガワホトトギスの花を見た。レンゲショウマの花の透明感が美しい。おもわず写真を撮りたくなるほど。オヤマボクチはまだつぼみ。コウモリソウ属やヤブレガサ属の花は目立たないけれど好きだな。見たいと思っていたオヒョウの葉を確認。リョウブの花は終わりかけ。残念なことに、コアジサイは何も咲いていなかった。

鞘口峠と三頭山の山頂近くでソウシチョウのさえずり。9年前に来たときは鳴いていなかった。当時はなかったシカ柵が設置されている。

水の豊富な山を歩くのは楽しい。道沿いのチョロチョロ流れるところで手を冷やして、水たまりで生きものを探す。水のあるところを眺めるとき、そこに何がいるのか知りたくなる。飽くことのない探索。不思議な感情。

蒸し暑くなり、クズの花の甘い香りがすると平地が近づいて来たと感じる。7時間ほどの山行。キャンプサイトに戻り、焚き火をしながらヒグラシの声を聞く。夕食はミートソーススパゲッティだった。

 

ヒトツバカエデ