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気配のない渓

2018年5月13日

八ヶ岳の地形図を見ていたら、T川の北側の沢が目に入った。ここに行ってみよう。八ヶ岳のイワナを見る試みの3回目。標高1610m、水温は7度。沢沿いに続く人の足跡は、山菜採りではなさそう。先行者がいるようだ。

メボソムシクイ、エゾムシクイのさえずり、ルリビタキとアカハラが渓を横切る。アサノハカエデ、ハウチワカエデ、コキンバイ、ムシカリの花が咲いていた。

800mほど遡行するが、魚影もあたりもない。人の足跡も消え、川幅も狭くなった。さて、ここからが本番と思った矢先、約25m先の左岸側で食事中のツキノワグマを見つけた。迅速に後退り、高速で竿をたたんで仕掛けを巻き、退渓。