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ヤマブドウのしずく

2018年5月26日

T川の本流を釣り上がる。エゾハルゼミの声はまだ少ない。三拍子のメボソムシクイのさえずりが聞こえる。入渓点は標高1700m、水温8.9度。八ヶ岳のイワナを見る試みの4回目。南側はここで最後だ。

イボタヒョウタンボク、ウラジロノキ、エゾノコリンゴ、ズミ、アイヅシモツケの花が咲いていた。ジュウイチとエゾムシクイの声を聞きながら進む。キバナノコマノツメとコミヤマカタバミの花を見つけた。堰堤を右岸から巻く。

遡行しやすい渓相で良場が続くも、あたりはない。1.2kmほど行き、引き返した。ウラジロノキとカツラの木を愛でる。今年はイワナを見ないまま5月が終わるかもしれない。