2018年7月14日
先週入った渓の南側にあるK川の支流。ここへのアプローチはとても簡単だ。その代わり、釣り師もよく入っているだろうけど、確かめたいことがあり峠を目指す。林道の入り口でエゾゼミの声を聞く。
クロジ、コマドリ、ソウシチョウのさえずりを聞きながら歩く。イワガラミの花が咲いている。イケマで吸密をするアサギマダラ。カラマツの植林が多い。ニホンジカが走る。
水温は12度。釣り師の痕跡あり。釣り始めて2時間弱はあたりも魚影もない。瀬尻を走る魚が出でからしばく行くと1尾目のイワナがかかった。その後は9寸を頭に、5-6寸のイワナがぱらぱらと釣れる。どれも美しい色をしている。
この渓の水面はそれほど閉じているわけではないのだけど、倒木やつる植物に毛鉤が引っ掛かるトラブルがとても多かった。なかなか前に進めず、次第に竿さばきが雑になる。そして余計に絡まる。釣りに対する姿勢は、ときに釣果よりも重要なはずなのに。